家を3時半に出て、朝4時渋谷集合
どこに連れて行かれるのかドキドキしながら
ロケバスでアクアラインを渡り向かった先は、、、
千葉の木更津にある廃墟風のスタジオ。
昨日なんとこちらでくぅちゃんのPV撮影がありまして、、、
「へ~、こんな廃墟風のスタジオがあるんだな~」なんて最初は感心していましたが、
時間が経つうちにここ、廃墟をスタジオとして利用しているんだとわかりました
中も本気で古いんですが、ところどころに廃墟風のセットも作られていました。
でも、、、、、何の廃墟??
疑問でしたが、4階まであるのに手動の貨物用エレベーターしかなかったので学校かな?とか。
でも、実は病院だったらしく、、、
お決まり地下は霊安室跡。
階段も地下へつづく扉だけなぜか??頑丈な鎖が巻きつけられていたのです
そして、ここが超有名な 心霊スポット ってわかったの深夜で、ちょっとパニック
もう霊感なんてない私でさえなんだか怖い要素たっぷりで、入りたくない部屋とか、行きたくない階とかあって、
でもたくさんの撮影クルーがいたから大丈夫ですけど、ここ少人数ならマジやばいな、と感じました
通常PVの撮影は丸一日、24時間近くかかるのですが、
撮影日当日はもちろん徹夜なんて当たり前、
そのほか撮影に挑む前の下準備などもあるのでみんな二日寝てないとか、三日寝てないとか、
挙句の果てに、PV明けの日もすぐ仕事だとか、、、
PV現場はつわものぞろいです。
私もこの仕事にたずさわり出した当初はスタジオ集合朝6時入り~27時終了予定とか、意味わかんなくって、
27時ってなんのこと??みたいな感じでした。
早朝から仕事しているのに、12時間どころか、24時間後近くまで働くなんて未知の世界ですよね。
自分がやりきれるのか不安になりました
おかげてこの仕事を体験してから自分の未知数を知りました。
長時間なのでよく仮眠時間があるとか思われますが、
そんなのあるわけなく、
だた普通にネイルのパーツ作ったり、合間にメンテナンスしたり、映像映りのチェックしたり、
もうほとんど座ることさえもないし立ちっぱなし。
24時間といえど、通常の1日に比べたら早く終わります。
過酷ですが、もっと大変なのはくぅちゃん本人も深夜まで足の血豆つぶしながら踊り続けたり、
特に制作の人たちなんて何日も前から徹夜でセット組んだりいろんな手配があり、
撮影日もバッタバタで食事もろくに取れないし、
撮影自体が終わっても機材の撤収やスタジオや楽屋の片付け、、、
もうみんな人間離れしている精神力なんです
失礼だけど、「なんでこんな大変な仕事するんだろう」、、、?なんていつも思っちゃうけど、
でも本当にみんなキラキラ輝いていて、一生懸命で、本当にすごい
話はそれましたが、心霊スポットは恐すぎですが、
そんなみんなのパワーがすごすぎてそれはどうでもいい感じでした。
私も幽霊いようが地震来ようが、
今日はネイリストとしてこの作品のために自分の仕事を命かけて全うするだけです。
終わったのでそんな余裕なことかいてますが、、、
本当はずーと辛くって眠くって体も疲れて現場では戦いです。
でも毎回本当にこの人たちと仕事出来てよかった
この仕事に自分もたずさわれてよかった
こんな現場にいることができてよかったって思えます。
そんな中、撮影前日に撮影で使う小物をストーンデコしてほしい、って制作部隊から依頼の電話が来ました。
当てにして最後の神頼みで私に頼んでくれているのがわかるので、「無理」って言葉は言いたくないけど、
本当に時間的にも材料的にも無理
そこでどうにもならなくって渋谷のTATに行ったの
そこで恒樹さんと山中さん に事情説明したら、可能な限りのサポートをしてくれました
ストーンでデコは無理だったけど、デコシートを提供してくださったんです。
当日現場で3本の小道具のスティックをデコシートで埋めました。
こんな感じ
デコシートでガンガンぐるぐる巻き
(実際どこで使われているかぜひチェックしてもらいたいくらいですが)
しかも小道具はレンタルで返さないといけないので、本気のボンドを使ったスートンデコなんてできません。
帰りははがして帰れるデコシートは本当に役に立ちました
そんな撮影でしたが、皆様の協力のおかげで私なりの仕事を無事に終えることができました。
普段からの人とのつながり、
いざという時、困ったとき協力してくれる人がいることは素晴らしいですね
チラッと、、、今回の撮影の私のお気に入りネイル。
キューティクルに☆の形のシールを貼ってマニキュアを塗ってかたどりして、
その部分に☆シールを貼って際立たせました
キューティクルの星型抜きがちょっと私のマイブームです。
明日は自分ネイルをハロウィンに替えます
楽しみです